生年月日  1962年 1月 19日     長野県佐久市 出身          若い頃は、詩と絵画と登山にあけくれる。     1989年銀座  地球堂ギャラリーにて

平尾山の風景画のみの展示で個展(白岩遊三の名前にて)                1997年 国東半島に移住 自宅の建築、その他アルバイトなどの後、10年以上にわたり林業(木樵)に携わる。                           2014年より陶芸家として営業をはじめる。




若い頃書いていた詩は、一番好きだった詩人が、三木露風だったこともあり、アポリネールなどもそうですが、「象徴詩」。 書き貯めて、書き進んでいくうちに、やはり若くて、人生の深みに乏しく、詩が形骸化してしまい、書かなくなりました。  絵画は、はじめアクリル絵具を使った風景画を描いておりましたが、次第に抽象的表現になり、材料も様々なものを使った、いわゆるミクストメディアになりました。山の風景画を描いていた頃には、銀座の貸し画廊で個展をしたこともあります。もちろん赤字でしたが。やはり描き進めるに従って、今度は、人工的な絵具などに耐えられなくなって筆をおりました。その後ナチュラルな暮らし方を探る日々も続き、有機農研などにも顔をだしたりしていました。                                                山登りも始め、頭ではなく身体を主体とした生き方をトレーニング、一人で一週間以上南アルプスの藪山、奥山を歩き続けるなどし、社会人山岳会でペルーアンデスに遠征したりもしました。その際せっかくなので、アマゾン、ガラパゴス、マチュピチュ、ナスカ、ウユニ、アタカマ、チロエ、パタゴニアなどを半年かけて旅しました。この際出会ったバックパッカーの話から、いつか早い時期にアフリカへも旅したくなり、35歳で実現。南米でも、アフリカでも都市を除けば、じつに素朴な生活があるだけでした。「山奥の一軒屋」に憧れるようになり、あちこち探しまわり国東半島にたどりつき、地元の熟練の木樵について、体を張った林業に従事。しかし、気が付けば、木樵といえどもやはり突き詰めれば他人の仕事、もういい歳になっておりました。もう自分の仕事を始めなければ、まにあわない、と気づき、丁度、骨董趣味から陶器に興味がわき、古伊賀、古信楽と謂うものの存在を知り、実際に見て惚れ込んでしまいました。きこり時代に木彫、石彫などをして、立体造形を好むことに気付いていたこともあり、焼き締めを中心にした陶芸にたどり着くこととなった次第です。焼締陶は自然の土を薪で焼くだけのシンプルこの上ない焼き物です。化石燃料も使わないので、いわゆるエコな焼き物です。ここにたどり着いた以上、全力でこの道を進んでゆく所存であります。